盲導犬【シルフ】のおはなし。
シルフのユーザーさんは、沖田さんという女性です。
沖田さんは、どこにお出かけするにも シルフ と一緒でパートナーとして頼りにしています。
ある日、シルフにシャンプーをして、ブラシをかけてきれいにお手入れをしました。
その後、シルフはシャンプーで疲れてしまったのか、丸くなってぐっすりと眠っていました。
しばらくして「シルフ!」と呼びましたが、反応がありません。
「シルフ?どこ? シルフ!!」名前を呼びながら、家のあちこちを探し回りました。
しかし、物音ひとつしません。まるで、神隠しにあってしまったかのようだと思いました。
沖田さんは、途方に暮れてしまいました。
そうこうしているうちに、家の電話のベルが鳴りました。
「沖田さんのお宅でしょうか?こちら〇〇〇警察です。
赤い首輪をしているラブラドールレトリバが、公園の中を走り回っていると連絡があったので、
署の方で預かっているのですが沖田さんのところのワンちゃんではありませんか?」
みなさんのお家の玄関ドアは、どんなタイプでしょうか?
開き戸?
引き戸?
シルフの盲導犬ユーザーさん 沖田さんのお家は、長屋タイプですので、引き戸タイプだったのです。
なんと、カギを掛け忘れた玄関の引き戸をそーっと開けて【 脱走 】していたのです。
都会の真ん中で、交通事故にあうこともなく、無事に警察に保護されていたので今回は事なきを
得ました。大きなトラブルにならずによかったのですが、いたずらっ子の一面がでて
しまったのですね。
盲導犬といっても、やはりユーザーさんがきちんと管理して、共に暮らしていく必要がありますね。
どの姿も、ワンちゃんの本当の姿です。
テレビや映画などでみるのは、ほんの一部分です。
いろんな面があり、興味深いですね。