◆5◆ ストレスをできるだけ減らす。
ネコはもともと縄張り意識が強く、生活環境を非常に重視するため、環境の変化に非常に敏感です。
彼らは環境の変化にとても敏感です。
引っ越しをしたり、部屋の模様替えをしたり、いつも使っているものを別のものに変えたりすると、
大きなストレスを感じます。
新居に移ったときは、意外と大丈夫かなと思っていたのですが、数日後には軟便になってしまい
大変でした。
……家に知らない人が来たり、大きな声や音が苦手です。
少し汚れたトイレでも我慢できないネコもいます。
そういった要素を極力避けて、ストレスのない日常生活を送ってもらいたいですね。
◆6◆ 脱走を防いだ屋内でともに暮らす。
以前は、ネコを放し飼いにしている家が多かった。
しかし、近年では車との事故や虐待など、ネコをめぐる事件が多発しています。
ネコを外で自由ににするのは問題ないと思う人もいるかもしれませんが、ネコの鳴き声や
糞尿を迷惑に思う人がいるのも事実です。
また、去勢手術をしていないネコの場合、外で子どもを産む可能性が高いと言われています。
また、マンションなどの高層ビルのベランダからネコが飛び降りる「フライングキャット症候群」
という危険なケースもあります。
ネコを飼う以上は、飼い主としての責任がありますので、脱走を防ぐなどして、他人に迷惑をかけず、
目の届く室内で安全に暮らせるようにしましょう。
◆7◆ 毎日のお手入れはネコと飼い主 両方のために
それぞれのネコの年齢や体質に合ったフードを選ぶことはもちろんですが、常に新鮮な水に交換する
こと、ブラッシングや歯の手入れ、爪切りなどの日常的なケアもとても大切です。
ブラッシングは毛玉や抜け毛を防ぎ、爪切りは鋭い爪から家族や他のネコ、家や家具を守るために
行います。
そんなことを言っていたら、我が家の長毛種のネコの脇腹にまた毛玉ができていました。
……ごめんね。
◆8◆ 最後の最後まで責任を持つ。
最近では、在宅勤務で家にいる時間が長くなったため、一緒に家で過ごすためにペットを飼う人が
増えてきています。
その一方で、「在宅勤務が減って世話ができなくなった」「懐かない」「思ったより世話が大変」
など、自分勝手な理由でペットを手放す人が増えていることを知り、心を痛めています。
これは、「かわいいから」という理由で気軽に家に連れてきた結果です。
ネコを家に連れてくるということは、家族になるということです。
その命には責任が伴います。
衝動的にネコを飼う前に、一度冷静になることが大切です。
何らかの理由で急にネコの世話ができなくなった場合、代わりに世話をしてくれる人がいるのか?
ネコが病気になったとき、目をそらさずに看病できますか?
最後まで見届けることができますか?
皆さんが、ネコを家族に迎える覚悟と責任と愛情を持ってくれることを切に願います。