ネコ好きな人にとって、愛ネコはペットというよりも大切な家族のような存在です。
ネコと一緒に暮らせる賃貸マンションやアパートを探すのが大変だという声をよく聞きます。
まず、「ペット可」の条件を出している賃貸物件は限られています。
ペット可」の条件を提示すると、入居者のペットが原因で部屋が傷ついたり、臭いが発生したりするなど、物件にダメージを与えるリスクがあります。
最近では、ペット飼育に理解のある大家さんが増え、「ペット可」の表示がある賃貸物件も増えてきましたが、それでも、全賃貸物件に対するペット可物件の割合は10~15%程度と言われています。
◆ネコと安心して暮らすためには、どんな条件でさがすと見つかりやすいの?
住みたい駅や路線で物件が見つからない場合は、検索エリアを広げてみましょう。
また、一般的な検索では条件として挙げられている「駅からの距離」や「築年数」などの条件を見直してみると、ネコと一緒に暮らせる部屋が見つかる可能性が高くなります。
例えば、駅から遠い物件の場合、そもそも入居者を集めるのが難しいため、大家さんが条件を緩めている可能性が高いです。
希望する条件のハードルを下げることで、物件を見つけられる可能性がぐっと高くなります。
◆ネコと暮らすための賃貸物件を選ぶ際にチェックすべきポイントは?
ここまで「ペット可」物件の探し方のコツ、条件交渉について解説してきた。しかし、ネコと快適に暮らすには、部屋探しにおいて「ペット可」という条件以外にも大切なポイントがある。
ここでは大事なネコと一緒に暮らす賃貸物件選びについて、注意するポイントを紹介していこう。
◆新築は避けた方がいいってほんと!?
新築の賃貸マンションやアパートでは、壁紙や柱、床などすべてが新しいのは言うまでもありません。
しつけに気をつけていても、環境に慣れるまでは壁や柱を引っかいたり、爪を立てたりする可能性があります。
また、どんなに掃除をしても、家の中には必ず匂いがあります。
新築の物件に入居した場合、こうした傷や臭いが古い物件よりも目立ってしまい、原状回復のための費用が高くなってしまうことがあります。
場合によっては、入居時の保証金だけでは修繕費用をまかなえず、追加料金が発生することもあります。
ペットを飼う人のために作られた「ペットフレンドリー」な物件でない限り、上記のような理由で新築物件はできれば避けたほうがよいでしょう。
◆高層マンション、上の階は避けた方がいいの?
高層マンションを借りようと考える人もいるかもしれませんが、ネコと暮らしている人は、ネコが屋根から飛び降りる危険性があるので避けたほうがいいでしょう。
それほど高い場所でなくても、特に4階以上のマンションは危険ですので、1階や3階のマンションを選ぶようにしましょう。
入居後も、不用意に窓を開けない、ベランダにネットを張ってネコが飛び出さないようにするなどの対策をしておくとよいでしょう。
◆決める前の内覧はしたほうがいいってホント?
希望の物件が見つかったら、内覧して部屋の状態を確認することをお勧めします。
例えば、フローリングであれば、簡単に傷がつかないかどうか。
カーペットであれば、ネコの爪が引っかかって危険な仕上げになっていないかどうかもチェックしておくといいでしょう。
カーペットの場合は、ネコの爪が引っかかって危険な仕上げになっていないかを確認した方が良いでしょう。
不動産屋さんには、床材の素材やメンテナンスのしやすさなどを聞いてみましょう。
◆ネコが運動できるスペースは必要なの?
ネコは完全に室内で飼うことが推奨されています。
室内で一人で運動できるスペースがあるかどうかを確認してください。
また、ネコは上下に動くのが好きなので、キャットウォークや代わりの棚を設置できるような天井の高さがあるかどうかも確認する必要があります。
◆ネコが外を見るための窓って必要なの?
ネコは縄張り意識の強い動物ですが、外の様子が見えるとリラックスできると言われています。
また、飼い主の留守中にネコが外の様子を見ることができれば、ストレス解消や退屈しのぎにもなります。
物件を選ぶ際には、ネコが窓から外を見てリラックスできるように、窓の位置を確認しておくとよいでしょう。
◆玄関とリビングの間には、ドアが、あった方がいいの?
また、飼い主が帰宅したときなどに、ネコが突然、玄関から飛び出して外に逃げてしまう危険性もあります。
そうならないためにも、玄関とリビングの間に一枚の扉を設けて、ネコが外に飛び出さないようにするのが良いでしょう。
リビングにドアがあるかどうかは、間取り図で確認してください。
玄関とリビングの間にドアが1つあれば安心です。
このポイントを抑えて、ネコと暮らすための賃貸物件をさがせば、安心してくらせますね!!