ネコのごはんについて!!

ネコに手作りのごはんをあげてもいいの?

飼い主さんは、新鮮な食材を使って愛ネコの好きなフードを手作りすることがあります。
しかし、手作りフードだけで愛ネコが必要とする栄養素を満たすことは困難です。
市販の総合栄養食と比べると、栄養バランスが偏りがちになります。
さらに、ネコに食べさせてはいけない成分が含まれていると、愛ネコの命を危険にさらすことになります。
自分で作る場合は、市販の総合栄養食に、茹でたマグロや鶏肉を少量トッピングするなど、ちょっとしたアレンジを加えるのがおすすめです。
また、ご飯に鰹節や味噌汁をトッピングした「ねこまんま」は、ネコの栄養分が不足している上に塩分が多いので、与えるのは控えましょう。

ネコのごはんの保存方法について!

キャットフードが空気に触れて酸化すると、味や香り、栄養素などの品質が低下します。
ネコはニオイに敏感なので、酸化したフードを食べないこともあります。
また、開封前であっても、保存状態が悪いと酸化が進みます。
ドライフード、ウェットフードともに、「高温多湿でないこと」「1日の温度変化が小さいこと」「直射日光が当たらないこと」の3つの条件を満たした場所で、常温で保存してください。

開封したドライフードの保存について

開封後は、保存袋や真空パック、密閉容器などを使って密封し、湿度の低い冷暗所で保存してください。
保存袋で保存する場合は、空気を抜いた後に脱酸素剤を入れておくとよいでしょう。
冷蔵庫での保管は、扉を開閉するたびに温度が変化して結露し、カビが発生する危険性があるので避けましょう。
また、におい移りにも注意が必要です。
にんにくや香辛料など、匂いの強いものを一緒に保管しないでください。

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開封したドライフードの賞味期限は約1ヶ月です。
賞味期限内に食べきれない場合は、小分けにして空気を抜き、冷凍保存するとよいでしょう。
与える前日に冷蔵庫に移して解凍し、室温に戻してから与えるようにしましょう。
ただし、メーカーによっては冷凍保存を推奨していないところもあるので注意が必要です。
また、常温や電子レンジでの解凍は、カビや風味の低下の原因となるので避けたほうがよいでしょう。

■開封したウェットフードの保存について

ウェットフードは水分量が多く、傷みやすいので、開封後は一度で食べきるようにしましょう。
食べきれない場合は、タッパーなどの別の容器に移し替えて、冷蔵庫で保管してください。
冷蔵保存しても1日程度で味が劣化してしまうので、翌日には食べきるのがベストです。

数日間保存したい場合は、小分けにして冷凍保存してください。
ネコに与える場合は、前日に冷蔵庫に移して自然解凍しておきます。
冷たいままだと食べないネコが多いので、50〜60℃のお湯で煮沸して人肌程度の温度に温めるとよいでしょう。
また、ドライフードと同様に、メーカーによっては冷凍保存を推奨していないところもありますので、確認が必要です。

まとめのワンポイントアドバイス!!

もちろん、ネコが必要とする栄養を満たしていれば、手作りの食事を与えても構いません。
ただし、栄養素を計算するのは難しいので、レシピを決める前に、手作り食に詳しい獣医師さんに相談してくださいね。

キャットフードの保存方法ですが、基本的には人間の食べ物と同じように扱っていただいて構いません。
ネコは匂いで食欲を刺激しますが、時間が経つと匂いが弱くなって食べなくなることがあります。
匂いが弱くなっても食べないネコの場合は、最初から小分けになっているフードを選ぶとよいですね。

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