◆ 1◆ 安心な場所を準備する。
業者や友人が家に来たとき、地震で家が揺れたとき、雷が鳴ったとき、
あなたは愛ネコのためのシェルターを用意していますか?
人を見下ろせる高い位置にあるキャットタワーや、家具の上、人に囲まれた
狭い空間など、なかなか見つからないものだと思います。
脅威や不安を感じたネコが、すぐに逃げ出して安心できる場所を作ることが大切です。
飼い主がその場所を知っていれば、何かあったときにネコの姿が見えなくても
安心できますし、家の中をくまなく探さなくても済みます。
以前、シェルターに業者が侵入してきたことがあったのですが、その後しばらく
ネコの姿が見えなくて半泣きになりました。
……その後、ネコのトイレの小部屋で縮こまっているのを発見しました。
人間は侵入しないように気をつけるべきですね。
◆2◆ 毎日なでなでする時間を確保する。
ネコは飼い主のことをどう思っているのか?
もしネコと話ができるなら、一度は聞いてみたいものです。
親?友達?それとも子分?
まあ、いずれにしても、彼らの態度を見れば、
あなたを愛していることは十分に伝わります。
あなたが自分を見つめているのを見ると、鳴いて駆け寄ってきます。
ネコの時間の流れは人間の約3〜4倍と言われています。
そう考えると、一日一日がとても大切に思えてきませんか?
触られるのが苦手なネコでも、毎日話しかけるだけでもスキンシップに
なりますので、ネコとの大切な時間を大切にしてほしいと思います。
◆3◆ ネコちゃんにとって危ない物を置いてはいけない。
人間には無害でも、ネコには危険なものがあります。
輪ゴム、紐、プラスチック、おもちゃの小さな部品などが
それにあたります(室内用)。
外や床に置いておくと、飲み込んでしまったり、最悪、手術で取り除か
なければならなくなる危険性があります。
また、ユリやポインセチアなどの観葉植物やアロマオイルなども、
ネコの中毒を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
ネコちゃんが安心して過ごせる環境づくりを心がけましょう。
◆4◆ 上下の動きが自由にできるように考えよう。
キャットタワーやキャットウォークなど、ネコが上下に動けるような
家具を使いましょう。
普段はよく寝ているネコですが、もともと狩りをする動物であるため、
運動は嫌いではありません。
上下の運動は、ストレス解消だけでなく、肥満防止にも役立ちます。
これは人間にも言えることですが、太っていると足腰に負担がかかって
病気や怪我のリスクが高まります。
ネコちゃんの心身ともに健康な状態を保つために適度な運動を心掛けたいですね。