猫を室内で飼うことは、感染症のリスクを減らし、交通事故を防ぐことにつながりますが、家の中にも危険はあります。
ここでは、
猫にとって命取りになりかねない危険なものを紹介します。
糸・ひも
猫のおもちゃについている紐やリボン、洋服についている紐、布からほどけた糸など、私たちの身の回りには紐状のものがたくさんあります。
猫はひも状のもので遊ぶのが好きですが、遊んでいるうちに飲み込んでしまうことがあります。
ひも状のものが腸に入ると蠕動運動が起こり、腸に穴が開いたり、壊死したりすることがあり、猫にとっては危険なケースもあります。
誤飲は繰り返すことが多いので、ひもなどを出しっぱなしにしないように管理することが必要です。
植物
観葉植物や花の中には、猫が食べると中毒を起こすものがあります。
例えば、ユリの花、茎、葉、花粉、花瓶の水などは、猫が食べると腎臓にダメージを与える可能性があります。
その他、シクラメン、ポインセチア、ポトスなども猫にとって危険な植物です。
愛猫の生活圏に植物を置く場合は、よく調べてから、猫が触れるような場所には置かないようにしましょう。
あなたの食べるもの・クスリ
猫には食べてはいけない食べ物があります。
ネギ、チョコレート、ブドウなどです。
食べると毒にやられます。
それらが入っている料理には注意が必要です。
猫によっては、数回口にしただけで症状が出ることもあります。
人間の薬やサプリメントも、猫にとっては危険なものです。
愛猫に与えないように注意しましょう。
電気のコード
猫がコードをかじると、感電したり、漏電したりすることがあります。
特に幼い猫やコード遊びが好きな猫は、コードで遊んだり噛んだりすることが多いので、注意が必要です。
猫が感電すると、口の中の腫れ、口の中のやけど、肺水腫、意識不明などの症状が出ることがあります。
猫がコードをかじって感電した可能性がある場合は、ブレーカーを落とし、コンセントからコードを抜いてください。
猫が帯電している可能性があるので、ゴム手袋をして安全な場所に移動させ、すぐに獣医師の診察を受ける。
元気そうに見えても、あとで体調を崩すことがあります。
猫がコードをかじって事故を起こさないように、配線カバーをつけたり、電化製品が不要なときはコードをコンセントから抜いて片付けたりしましょう。
まとめ
紐、植物、人間の食べ物、薬、電気コードなどは、猫が誤って飲み込んだり、噛んだりすると、場合によっては死に至ることもあります。
飼い主が近くで見ていて、すぐに対処できればよいのですが、見ていないときに事故が起こることもあります。
悲しい事故が起こる前に、愛猫のために管理を徹底してください。