ネコは毛玉を吐いたりしちゃうの?

猫はよく毛玉を吐く動物です。

初めて猫と暮らし始めた方は、「「毛の塊を吐いているけど、大丈夫かな」と心配になるかもしれません。
」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
これは生理現象であり、正常な行動です。

一方、全く毛玉を吐かない猫もいます。

どちらかが正しくて、どちらかが病気なのでしょうか?

このハンドブックでは、猫が毛玉を吐く理由や適切な頻度、気をつけるべきポイント、予防法などについて解説していきます。

愛猫の毛玉吐きに疑問や不安を感じている方は、ぜひご一読ください。

毛玉を吐く理由

大きく体を動かしながら毛玉を吐いているのですが、ヲイヲイ……ヲイヲイ……と苦しそうにしています?という感じです(笑)。

毛玉は猫が吐いたものであることが多い。

猫は体を清潔に保つために毛づくろいをする動物です。

舌にはざらざらした突起(糸状乳頭)があり、これをブラシのように使って毛づくろいをする。

この毛づくろいは、毛をきれいにするだけでなく、体温を下げたり、自分のにおいを消したりする効果もある。

ペロペロペロ……といろいろなところを舐めて、猫はなんと1日に2時間以上も毛づくろいをしているの

です。

舐め取った毛のほとんどは便として排出されるが、一部は嘔吐して体外に排出される。

そのため、毛玉を吐くことは猫にとって当たり前の行動であり、一緒に暮らしているとよく遭遇するシーンである。

吐かないコもいる

一方、毛玉を全く吐かない子もいます。

猫には短毛種と長毛種がありますが、短毛種の猫はその名の通り毛が短いので、飲み込む毛の量が少ない傾向にあります。

そのため、長毛種ほど嘔吐しない傾向にあります。

毛の長さや短さだけでなく、毛玉を吐くという行為にも個体差があり、「短毛種が毛玉を吐いたのを見たことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

毛玉を吐かない猫は、飲み込んだ毛の量が少なかったり、便の中に毛が排泄されているために吐かないことが多いようです。

●気を付けたいポイント

猫が毛玉を吐くのは普通のことですが、注意すべきポイントがあります。

例えば、吐く回数が増えた場合。

「うちの猫がいつもより頻繁に吐いていることに気がついた。」


「以前は月に1回くらい吐いていたのに、今は週に1回くらい吐いている。」

いつもより頻繁に吐くようになったと感じたら、毛玉、胃腸炎、ホルモン性疾患などが原因かもしれません。

「特に「これくらいの頻度で吐いても大丈夫」」という指標はありませんので、「その子にとって頻度が増えていないかどうか、よく見てみてください。

以下のようによく見てみてください。

また、食欲不振や元気のなさにも気をつけましょう。

動物が毛玉を吐いている場合、吐いた後に元気になるのは正常なことです。
普通に食べたり、動いたりすることができます。

一方、嘔吐だけでなく、元気や食欲がない場合は、他の原因や病気があることが多いので、注意が必要です。

スポンサーリンク

毛球症という病気もある

「毛球症という病気があります」.

毛玉が胃の中に貯まって大きくなると、うまく排出できなくなり、さらに溜まっていく・・・という悪循環に陥ることがあります。

その結果、慢性的な嘔吐を繰り返し、場合によっては腸閉塞「毛球症と呼ばれる病気など」.

特に長毛の猫や換毛期の猫は飲み込む毛の量が増えるため、毛球症になりやすいと言われています。

動物病院で診察してもらい、超音波検査で閉塞(何かが詰まっている?)が見つかった場合は、内視鏡検査を行い、原因を特定する必要があります。
閉塞(何かが詰まっている?)の疑いがある場合は、内視鏡検査や手術で毛玉を除去することがあります。

また、毛玉の原因として、ストレスによる過剰なグルーミングや、痒みを伴う皮膚病が考えられます。

このような場合は、ストレスの原因を突き止め、皮膚病のケアをしっかり行うことが必要です。

吐きを予防する方法

1.毛玉ケア食に変更すると、毛玉を吐く頻度が減ることがあります。

「ヘアボールケア」または「ヘアボールコントロール」 と表示された食事を選んでください。

これらの食事は食物繊維を多く含んでいます。
また、水溶性食物繊維が含まれており、便を柔らかくして、毛玉を便として排出しやすくします。

ペットが病気の治療中の場合、これらの食事療法食を使用できないことがありますので、治療中の使用を考えている場合は、事前に獣医師に確認してください。

2.ブラッシングを定期的にしてあげる。

定期的なブラッシングは、飲み込んだ毛の量そのものを減らすことができます。
特に長毛種はブラッシングが欠かせません。

ブラッシングは毛玉の量を減らすだけでなく、適度なスキンシップにもなります。

ただし、ブラッシングを嫌がる猫も多いので、ブラッシング自体は子猫の頃から導入しておくと、成猫になったときに抵抗なく慣らすことができます。
そうすることで、人間にも猫にも負担が少なくなります。

3.毛玉除去剤やオイルを試してみる。

便秘がちなネコさんは、オリーブオイルなどを舐めて便秘を解消することもあります。

毛玉がうまく排出できない場合にも利用でき、毎日小さじ1杯のオイルを舐めることで便が出やすくなります。

ただし、便がゆるくなったり、体重が増加したりすることもあるので、様子を見ながら適切に使用するようにしましょう。

また、毛玉ケアには、舐めて取れるチューブタイプの毛玉取り器もおすすめです。

白色ワセリンや流動パラフィンが入っていて、毛を便に排出しやすくしてくれます。
フレーバー付きのものも多いので、一緒に暮らす猫の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

まとめ

猫は毛玉を吐くのが普通で、吐かないのも普通です。

吐けない場合は、毛玉を処理するフードを与えたり、猫の皮膚についたオイルや毛玉取り剤をなめることが有効な場合があります。

また、定期的なブラッシングも効果的です。

猫が頻繁に嘔吐したり、食事がうまくとれない場合は、毛玉以外の原因があるかもしれません。

日頃から猫の様子を観察し、少しでも変化や不安を感じたら、すぐに動物病院を受診してくださいね。

スポンサーリンク
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました