バイオリズムってなに?
「バイオリズム」知っているようで、意外と理解していないものです。
この記事を書くにあたってWIKIPEDIAを見たのですが、日本語で「説明、短い!」
とりあえず、「生命」 を意味するバイオと、「定期的な運動」 を意味するリズムを掛け合わせた複合語です。
1897年にドイツの外科医が提唱して以来、現在までずっと「疑似科学とみなされてきたようです」。
科学的根拠は怪しくても、現実には「バイオリズム」をよく耳にします。
身体、感情、知性の3つの波動を基本とし、身体は23日、感情は28日、知性は33日というリズムの周期を持つ。
それぞれがこの周期を1サイクルとして繰り返す。
この「バイオリズム」は、日々の行動や生活習慣に影響されると言われています。
例えば、太陽の光を全く浴びない生活を送っていると、体調が悪くなるなどの変化が現れることがあります。
そのような体調不良の原因は、日々の生活リズムにあると言われています。
毎日の生活リズムが自然のリズム(遺伝子のリズム)と異なると、体調は徐々に悪くなっていきます。
……
この毎日のリズムを俗にサーカディアンリズムといい、24時間周期の内因性時計、あるいは単に「体内時計という。」.
例えば、私たち人間の場合、朝、太陽が昇ってその光を見ると、体が目覚めて新しい1日が始まる(時計が再スタートする)ことが分かっています。
人間の活動時間は基本的に日中なので、朝起きて日中活動し、夜寝るというパターンになります。
これをサーカディアンリズムといいます。
これは遺伝子レベルで決まっているので、体内時計に逆らうような生活リズムは、自律神経の不調やさまざまな体の不調を引き起こします。
そして、この「体内時計」は、猫も持っているのです。
ご存知の通り、猫は夜行性です。
ですから、夜になると活動します。
夜、一緒に暮らしている人が寝ている間に、廊下で大運動会をしたり、あちこちに何かを探しに行ったりするのだそうです。
朝起きると、泥棒に入られたような気分になっているかもしれませんね(笑)。
(笑)。
でも、これは普通の猫の行動で、私たちとはリズムが違うだけなんです。
逆に猫からすると、人間が日中動き回るので、「よく眠れないんです!」笑。
では、猫のサーカディアンリズムは人間とずれているのでは?
人間と一緒に暮らしている猫はどうなんだろう?
少し前の2013年に、自宅で飼われている猫のリズムがどうなるかという研究が報告されています。
この報告では、2つのグループの猫がテストされました。
Aグループの猫は、80~100M2(24~30坪、50~60畳)の家に20~40M2(4~6坪、12~24畳)ほどの庭があり、朝8時~9時の1時間は自由に出入りできるようになっているそうです。
Bグループの猫は、200~250M2の家(60~76坪、121~151畳)で、広い庭に24時間出入りできるが、夜9時から翌朝9時までは家と外(庭)から締め出される。
その結果、Aグループの猫はBグループの猫に比べ、一緒に暮らす人間との共生度が高いことがわかった。
また、光感受性期(昼→夜の1日サイクルのうち、光が入る昼間の時間帯)には、Bグループの猫よりも活発に動いていることがわかりました。
つまり、人間と一緒に暮らす家猫は、人間のライフスタイルに適応しているのです。
一方、Bグループのように半分を外で過ごし続けても、夜間の自発運動(歩く、動き回るなどの活動)は失われず、活発なまま……つまり、猫が本来持っている生活リズムを維持し続けているのです。
確かに、生まれた時から人間と一緒に家の中で育ってきた猫は、人間が夜に電気を消して寝ると、自分も眠り始めたり、起きていても時間帯に関係なくじっとしているタイプが多いようです。
一方、成猫になってから拾われたために家猫になった場合は、家の中だけで生活できるようになるまでに時間がかかったり、家の中で生活できるようになる前に外に連れ出さなければならないこともあるようです。
猫にとって本当に良いのはどちらなのでしょうか?
猫本来の生活リズムを崩し、人間の生活リズムに合わせることが本当に良いのでしょうか?
これらは答えのない問いである。
ですから、猫と一緒に暮らす人間としては、猫の本能やリズムにできるだけ制約を与えないように、常に気を配って暮らしていかなければなりません。
夜中の大運動会だってお好みで。
……ぬるりと見守って、耳栓などをして寝ましょう