猫が急に怖がるようになっちゃった…。 どうしてなの?

猫が突然何かに怯えているように見えたら、何が恐怖や不安を与えているのかを特定し、その原因に対処するようにしましょう。
なお、中には病気やケガが原因の場合もあります。
今回は、猫が急に怯えたときの4つの原因と対処法を解説します。

心配なことと怖いこと

まず考えられるのは、強い恐怖を感じる対象が存在することです。

・大きな音や声
・見知らぬ人の訪問
・飼い主の異変


急に怖がるようになる前に、以下のような異常がなかったか思い返してみてください。

猫は音に敏感で、物音に恐怖を感じやすく、警戒モードに入りやすい。
工事や物の落下などの大きな音だけでなく、猫は耳が良いので私たちには聞こえないような些細な音も考えられます。

また、もともと臆病な猫は、見知らぬ人が家に来ると強い恐怖を感じ、お客さんが帰った後もしばらく怯えたり隠れたりすることがあります。

また、飼い主がせわしなく歩き回ったり、怒鳴ったりするなど、いつもと違う行動をとると、猫は怖がります。

怖いものから、完全に離してあげる

恐怖の対象がはっきりしている場合は、恐怖の対象から猫をブロックします。

・窓を閉める
・客に見せない
・落ち着いて行動するように心がける

などの対策で状況を改善し、猫が落ち着くまで様子を見ましょう。
猫は怖がると敏感に反応するので、話しかけずにそっとしておくとよいでしょう。

痛かったり、ビックリしちゃった

また、子猫が自分で失敗して、痛がったり、驚いたりしたときにも警戒モードになることがあります。
飼い主が誤って足を踏んでしまったり、ドアに尻尾を挟まれた時など、痛みを伴う体験も、猫が警戒モードになる原因になります。

・着地に失敗した。
・ターンオーバーで落下する。
・ぶつかってコップを倒した
・足やしっぽを踏まれた。

などの事故はなかったか、思い返してみてください。

安心安全な場所でそっと様子をみる

また、猫は失敗から学ぶので、一度おびえて失敗したものを避けるようになることもあります。
ただし、再びその行動をとるとケガをする危険性もあるので、まずは猫の安全を考え、環境を整えてあげましょう。

例えば、冷蔵庫の上から飛び降りようとして着地に失敗した場合、近くにキャットタワーを置いて、猫が安全に上り下りできるようにするのが良い解決策になると思います。

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可能な限り、モノを置かない

猫は最大風速がとてつもなく大きい動物なので、ハッスルしたときに安全かどうかを考え、コップや花瓶、置き型のインテリア用品はなるべく置かないようにすることをおすすめします。

また、猫は生活感を見せない動物なので、うっかり踏んでしまわないよう、飼い主の行動にも注意が必要です。

体のどこかが、ケガなどで具合が悪い

病気やケガで怯えているように見える場合もあります。
猫は病気のとき、身を守るために隠れる傾向があるので、家具の下や後ろに隠れたり、飼い主と距離をとろうとしたりして、怯えているように見えることがあります。

・切り傷、骨折などの外傷
・下部尿路疾患
・中枢神経系の異常

猫の体調に異常がないかを確認する。

★何か気がかりなことがあれば、すぐに動物病院を受診する

・触られると痛いという鳴き声をあげる
・食欲がない
・髪の毛の手触りが悪くなった
・嘔吐や下痢をする
・血尿

異変がある場合は、急いで動物病院を受診してください。

環境の変化

猫は環境の変化に対して強い不安を抱くものです。

・引っ越し
・家族の増減
・ペットが増えた


このような環境の変化で猫が怯えるようになった場合、新しい環境に適応できない警戒態勢に入っていると考えられます。

特に新居に引っ越したときに怯えが顕著になります。
ちょっとした物音や音で逃げたり隠れたり、しばらくご飯を食べなくなったりすることがあります。

避難場所を作ってあげることが大切

猫の性格にもよりますが、約2週間で徐々に適応していくことが予想されます。

まず、「猫が逃げ込める空間」を用意しましょう。
恐怖を感じたときに逃げたり隠れたりできる場所があれば、猫は安心することができます。
また、ペットや家族が増えた場合、猫ちゃんが顔を合わせなくてもいい場所を用意することで、距離を置くことができ、ストレスを軽減することができます。

また、新しい環境に置かれた猫は、以前よりも神経質になっていることがあるので、執拗に噛むのは控えた方がよいでしょう。
猫が安全であることを理解すれば、新しい環境にも慣れていきます。

まとめ

今回は、突然怖がる猫の4つの原因と対処法について解説しました。

・何かに対して恐怖や不安を感じている
・痛い思いをしたり、びっくりするような体験をした
・病気やケガによるもの
・環境の変化


猫が警戒態勢に入る原因としてよく知られているのは、この4つです。
猫が怯えるようになる前に何か異常がなかったかを思い返し、思い当たる原因に応じた対処を行いましょう。

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