愛猫があなたの目を見てニャーと鳴くと、「お腹が空いたのかな」と思うかもしれません。
しかし、猫が飼い主の顔を見ながら鳴くのは、お腹が空いているときだけではありません。
今回は、猫が飼い主を見つめながら鳴くときの気持ちについて解説します。
【なにかしてほしい!】
●ネコ同士はあまりニャーを使いません。
猫はニャーと鳴いてコミュニケーションをとることはあまりありません。
猫同士がニャーと鳴くのは発情期か喧嘩している時だけです。
近くにいる他の猫に挨拶するときも、たいてい「ニャー」と短く鳴きます。
●ネコがあなたの目を見て、はっきりとした声で鳴くなら、それは強い欲求があるからです。
猫があなたをはっきり見ながらニャーと鳴くのは、あなたに対して強い欲求を持っていることを意味します。
猫は人をよく観察し、理解しているので、どの人が自分の欲求を満たしてくれるかを知っているのです。
ごはんが食べたい!
ネコは、鳴けば食べ物やおやつがもらえると覚えていることがあります。
ネコがニャーと鳴いたら、まず「お腹が空いたのかな?とか、「お腹が空いているのかな?ネコは誰がご飯をくれるのか知っているので、お腹が空いたらあなたにご飯をアピールするために鳴くことがあるのです。
また、ネコは家族を区別して認識することがあるので、この人に向かって鳴くとおやつがもらえると覚えているのかもしれません。
また、食べ物だけでなく、水を替えてほしいということもあります。
ネコの腹時計は、不思議なほど正確!?
猫は胃の時計がとても正確なので、食事の時間になるとソワソワし始め、イライラすると飼い主に「もうご飯の時間じゃない?イライラしていると、飼い主に「ご飯まだ?と聞いてきたり、「あなたが起きるのを待っていたのよ!」と言われることもあります。
時には、まるであなたが起きるのを待っていたかのように、朝ごはんをねだることもあります。
構ってほしいんだもん!!
●猫は鳴くことで注目を浴びることを覚えています。
猫が飼い主を見ながら鳴く理由は、鳴き声だけではありません。
飼い主に注目してほしいという理由で鳴く猫も意外と多いのです。
猫がニャーと鳴くと、飼い主はよく「どうしたんですか?猫がニャーと鳴くと、飼い主はよく “どうしたの?”と聞くでしょう。
そのため、愛猫はこの経験から学び、注目してほしいときにニャーと鳴くようになるのです。
実際、猫を見て声をかけるだけで満足し、去っていくこともあります。
●なぜ猫は、仕事をしているときに限ってちょっかいを出すのか?
テレビを見ているとき、本を読んでいるとき、パソコンで作業をしているときなど、何かに集中しているときに限って、猫がちょっかいを出してくることに気づいたことはないでしょうか。
一人で何かに集中しているとき、多くの猫は「構ってくれ」と思っているようです。
猫はテレビを見たり本を読んだりすることを理解できないので、パソコンを使っているとぼーっとしていたり一人遊びをしているように見えるかもしれませんね。そうすると、猫は「こっちを見て!」「暇なら一緒に遊ぼうよ!」「暇なら一緒に遊ぼうよ!」と、こちらを見たくなるのかもしれません。
【うん】 出ました!きれいにしてください!!
私が経験した中で最も多いのが、「トイレ掃除」を鳴きながらアピールすることです。
この場合、ほとんどの場合、うんちをした後なので、「早く掃除して」と懇願しています。
動物にとって、排泄はとても無防備な瞬間です。
排泄後は緊張が解けることで興奮し、ダッシュしたり、大きな声で鳴いたりすることがあります。
うちの猫はその延長で「うんちが出たよ」と報告し、私に掃除を催促しているようです。
オムツとか?赤ちゃんが泣き出したら、「ミルク?私もそう思うので、猫がニャーと泣いたらトイレを確認するようにしています。
猫はトイレの清潔さに敏感なので、餌の次にトイレの環境が大事なんです。
きっと、言えば掃除してくれることをわかっているのでしょう。
まとめ
本来、猫は鳴くことでコミュニケーションをとることはほとんどありません。
しかし、飼い主との生活の中で、鳴くことが自分の欲求を満たす手段であることを学習すると、欲求があるときに飼い主に鳴くことがあります。
飼い主に会ったときに強く鳴くようであれば、要求が強いのでしょう。
猫が飼い主の顔を見て鳴くのは、「エサをくれ」「かまってほしい」「トイレを掃除してほしい」という理由が多いようです。
猫は言葉でコミュニケーションをとることができないので、何のために鳴いているのかわからないこともあります。
そんなときは、「もうエサの時間は過ぎているのでは?とか、「何か作業しているのかな?”トイレが汚れているのか?”といったように、その時の状況を考えてみると推測しやすくなります。
どれにも当てはまらない場合は、イレギュラーな主張である可能性があります。
我が家では、「あいつがイタズラしている!”また押入れに入った!”と、同居猫のどこかつっかえたような行動を鳴いて報告することもあります。
猫がこちらを見てはっきりと鳴くときは、何か伝えたいことがあるに違いない。
ぜひ、猫の様子から推理してみてください。