「盲導犬」と聞いて、イメージするのはどんな犬ですか?
走り回ったり飛びついたりすることのない
おとなしい犬でしょうか?
実際に出会ったことはなくても、テレビのドキュメント番組や映画で一度ぐらいはみたことがあると思います。
《ハーネス》という補助器具をつけて、視覚障害者の目の代わりをしてくれる犬です。
日本において、現役で仕事をしている「盲導犬」は約860頭です。盲導犬を希望するユーザーさんは、約4000名と言われていますので、とても少ないですね。
とある県の視覚障害者協会に勤めるユーザーさんの盲導犬「シルビア」。
ユーザーさんが、協会の事務所で点訳などの仕事をしている日中は、ハーネスを外して室内で自由に過ごしています。
私が訪問すると「シルビア」は爆速で走ってきてジャーンプ!!体当たりしてきます(笑)
飛びついてきて、ペロペロ!
ペロペロペロペロ(笑)してくれます。
嬉しさのあまり、事務所中をぐるぐると走り回り、その後お気に入りのぬいぐるみを咥えてもってきて『遊ぼう!遊ぼう!』と誘ってきます。
【盲導犬】
性格や適正をみる。一年以上もの長い期間をかけて、しっかりと訓練されている。
・大人しい!
・落ち着いている!
・我慢強い!
・暴れない!
・もちろん、賢い!
・人間が好き!
さまざまな特徴を思い浮かべるのではないでしょうか?
ハーネスをつけているときは、仕事中!!
犬だけど、仕事中はプロだから脇目も降らず視覚障害者 ユーザーの目の代わりとなり仕事をしてくれます。
でもね、本当は、たくさんの人にあいさつしたいし、ダーって走りたいのです。
クルクル回ったり、ダッシュしたり、周りにいる人たち、ひとりひとりにスリスリして挨拶して好きだよ!と伝えたい。
テレビ番組や映画で見るイメージとは、全く違った盲導犬の姿ですよね。
本当は、たくさん遊びたい!走りたい!スリスリと挨拶したい!
いろんな思いを持っていながら、盲導犬は、ハーネスをつけている間、プロとしてユーザーさんの目の代わりとなる大切な仕事をしてくれています。
正真正銘のプロです。
私たちも見習うべきところなのかもしれませんね。