ネコに噛まれちゃった!?           原因と適切な対処法について

猫は愛情表現として甘噛みすることもありますが、問題は本気で噛む場合です。
なぜ噛むのでしょうか?原因や噛まれたときの対処法をチェックしましょう。

どれくらいの力までなら大丈夫なのかわからない。

噛む力の加減がわからない可能性があります。
通常、子猫の時は兄弟と遊び、その中で学んでいきます。
しかし、そうした交流がないと、「思いっきり噛んでもいいんだ」と思って育ってしまうのです。

噛まれると痛いということを理解していないのです。
子猫は生後2週間から8週間くらいまで「社会化期」といって、他の猫や他の生き物との関わりを学ぶ時期があります。
この時期に、兄弟と一緒に遊んだり、力の加減を覚えたりします。

しかし、社会化期が終わる前に何らかの理由で家族と離ればなれになってしまうと、学習が進まなくなってしまいます。
野良猫の場合、その子だけ離ればなれになることもあります。
様々な事情で自制心を学べないまま大人になったのかもしれません。

猫に噛まれたら、大きな声で「痛い!」と言い聞かせましょう。
繰り返し伝えていれば、やがて猫も理解してくれるでしょう。
それまでは、根気よく教えてあげてください。

ネコが嫌だと思うことをしちゃった

猫が嫌がると思っていることをしたのかもしれません。
例えば、しつこくなでたり、抱きしめたりした場合です。
猫が嫌なことがあって、あなたに八つ当たりするために噛む場合もあります。
本当に嫌なことがあると、かなり強く噛むことがあります。

また、身の危険を感じたとき、身を守るために穴を開けるほど噛むケースもあります。
十分な注意が必要です。
大怪我につながることもあります。

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猫が痛がっているとき、飼い主が触ろうとすると噛むことがあります。
触られると痛いので、「触らないで!」と言うのです。
噛まれないように注意し、異常がないかを確認しましょう。

難しい場合は、かかりつけの獣医さんを受診してください。

まずは、流水で傷口をよく洗う

猫に噛まれたら、傷口を水で洗えばいいのです。
水道の水を5分以上出しっぱなしにして洗ってください。

猫は口の中に様々な細菌を持っているので、噛まれると傷口から感染する可能性があります。
重症化することもあるので、軽く考えないように気をつけなければなりません。
代表的な細菌は、猫の口の中によくいる「パスツレラ・マルチシダ」という細菌です。

感染を防ぐために、傷口をよく洗い流してください。

しっかりと止血する

水で流しても出血が止まらない場合は、止血を試みてください。
清潔なガーゼで傷口を押さえ、圧迫してください。
基本的な止血方法ですので、ぜひ試してみてください。

家族など他の人に止血を依頼する場合は、感染予防のためにビニール袋や手袋を使用するようにお願いしてください。

病院へ行き、お医者さんに診てもらう

猫に噛まれた場合は、病院での受診をお勧めします。
なぜなら、ほぼ100%の猫が何らかの感染リスクのある細菌を保有しているからです。

特に野良猫は危険です。
噛まれた場合は、すぐに病院を受診してください。
命にかかわるような感染症にかかった例もあります。

野良猫にむやみに触れない。
慣れていても、身の危険を感じると急に豹変することがあるので、十分な注意が必要です。

まとめ

どんなに清潔にしていても、猫の口の中には人間にとって有害な細菌がいます。
怖いと思うかもしれませんが、よく理解して気をつけてあげれば、ほとんど問題はありません。
まずは噛まれないようにすること、そして噛まれた場合は適切な対処をすること。

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