猫は見ず知らずの人に撫でられることを許さない。
猫はとても慎重な動物です。
猫はとても用心深い動物ですが、そんな猫でもたまには飼い主に撫でられたいものです。
ここでは、猫が撫でられるのが好きな場所、猫が撫でられるのが好きなタイミング、猫を上手に撫でる方法など、猫好きにはたまらない情報をご紹介します。
ネコが喜んでくれるなでなでポイント
猫には、それぞれの「心地よいポイント」があります。
そのポイントをなでなですると、猫はとても喜びます。
・首の周り
・あごの下
・耳の後ろ
・頭のてっぺんから後頭部まで
・顔（鼻筋、目の上、耳まで）
・背面から尾の付け根まで
首のまわり
初めて猫を撫でるときは、首（横）から始めるとよいでしょう。
撫でられたり触られたりすることに慣れていない猫は、いきなり真正面から触ると警戒して逃げたり、噛んだり引っ掻いたりすることがあります。
防衛本能が働くわけです。
そこでまず、首の横からそっと手を出して、優しく声をかけながら撫でてあげましょう。
警戒心が薄れてきたら、前首をなでてあげましょう。
あごの下
これぞ王道。
あごの下は、猫にとって最も心地よい場所のひとつです。
顎の下を撫でてあげると、「あ～極楽～」と言わんばかりに目を閉じてリラックスしてくれます。
顎の下には「臭腺」があり、自分の匂いを発しています。
ここを先に触ると、猫のにおいが手につくので、他の部位を撫でるときに警戒心が薄れます。
また、あごは猫にとって痒みのある場所なので、指先で少し強めに掻いてあげると喜びます。
中には体重をかけて「もっと強くして」と言う猫もいます。
耳のうしろ
耳の後ろは、猫が自分で後ろ足で掻いてしまうような「かゆいポイント」です。
首のあたりから耳の後ろへ徐々に手を動かし、指先で掻くようにします。
また、親指と中指（人差し指）で耳を軽くつまんで揉むのもよいでしょう。
あたま
頭部はまさに猫の喜びのポイントです。
頭のてっぺんから後頭部へ、あるいは横からゆっくりと撫でてあげるといいでしょう。
どんな撫で方が気持ちいいかは、猫によって微妙に違うので、愛猫の好きな撫で方を探ってみてください。
かお
また、顔は猫にとって撫でられると気持ちのいい場所ですが、撫でられ慣れていない猫には嫌がられることもあります。
顔には目、口、鼻、ひげなどの感覚器官があり、多くの神経が通っている。
親指で鼻筋を軽くこすってあげたり、目頭から耳にかけて横向きに撫でてあげたりします。
毛並みに沿ってなでるのがポイントです。
背中からしっぽの付け根にかけて
例えば膝の上に乗ってきたら、背中から尻尾の付け根まで、手のひらで優しく撫でてあげるとよいでしょう。
背中は気持ちいいというより、「なだめる」「かまわない」という感覚です。
尻尾の付け根は性感帯なので、猫によってはとても気持ちいいようです。
まとめ
ネコによって喜んでくれるポイントになる場所は違います。個体差が大きいのです。
少しずつ少しずつ、なでなでする範囲を広げていって、仲良くなってくださいね。
