「要求して鳴く」ってどういうことなの?
猫は何か要求があるとき、行動で飼い主に示すこともあるが、鳴き声で訴えることも多い。
猫は高い声でそのような要求をし続けます。
これが「要求ニャー」です。
要求が通るまで鳴き続けることもあり、面倒なことになります。
猫が要求で鳴いている場合は、何を求めているのかを見極め、必要な要求であれば応えてあげるとよいでしょう。
ただし、いつでもどんな要求にも応じることが良いとは限りません。
猫が何を要求しているのかによって、対応方法を変えることが必要です。
おなかがすいたニャン!
お腹が空くと、飼い主に餌を催促する姿を見かけることがあります。
飼い主がエサを忘れていた場合や、いつものエサの時間であれば、エサをあげてみましょう。
ただし、いつもよりたくさん食べさせたり、泣くたびにおやつをあげたりすると、肥満になってしまいます。
鳴けば食べ物やおやつがもらえると学習してしまい、おねだりの回数が増えるかもしれません。
深夜や早朝など、いつでも鳴いておねだりするようになる可能性があります。
餌やおやつを与える時間を決め、それ以外の時間には鳴き声に反応しないようにするとよいでしょう。
違うお部屋に行きたいニャン!
トイレや別の部屋に行きたいのにドアが閉まっているときに、ドアを開けてくれと鳴くことがあります。
その場合は、すぐにドアを開けてあげましょう。
ただし、室内飼いの猫が屋外に出たい、猫にとって危険なものがある部屋に入りたいという要求には断固として応じないようにしましょう。
また、トイレに行くことはありますが、トイレが汚れていると嫌がってニャーと鳴くことがあります。
トイレが汚れている場合は、掃除してあげてください。
あそんでほしいんだニャン!
飼い主と遊びたいがために、要求するような声を出すことがあります。
お気に入りのおもちゃを口にくわえて持ってくることもありますが、その場合は遊んでほしいんだな、とすぐにわかります。
そんなときは、できるだけ一緒に遊んであげましょう。
猫はすぐに疲れてしまうので、10~15分ほど遊べば満足するようになります。
また、しっぽを鳴らして近づいてきたり、頭をこすりつけてきたりするときは、甘えてきているときです。
この場合も、たくさん構ってあげてください。
まとめ
その都度、要求に応えていると、猫は「鳴けば何でも手に入る」と学習してしまいます。
また、「鳴けば要求が通るわけではない」ということを学習させるために、許容できない要求は無視することも必要です。
飼い主は、要求に応えるべきか否かを判断し、それに応じた対処をすることが大切である。
そのためには、猫が何を言おうとしているのかを理解する必要がある。
猫の言葉がわからないので難しいかもしれませんが、猫はニャーと鳴いて要求を示す行動をとることが多いのです。
食べ物や水が欲しければ食器に向かってニャーと鳴き、外に出たいのであればドアに向かってニャーと鳴くかもしれません。
猫の要求に応えるべきかどうか、よく観察してください。